当ページでおこなう事 | |
本ケースではMC切削ブロック形状ユニットから加工工法最適化で板金化に焦点を当ててVAVEをおこなってコストダウンが出来る手法を探ります。 |
求められる仕様に応じた強度を再考へ
往復動運動をおこなうユニットとなるとブロック形状の集合体が無難と言った思い込みがあると思いますが要求される仕様に応じた強度、形状を再考する事で形状最適化、加工工法最適化でコストダウンがおこなえる事もあります。
オリジナル部品の問題点を見いだす。
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オリジナル部品の形状: ブロック形状の組み込みで強度は問題なく、更にMC切削加工で板厚、穴ピッチ精度は品質精度上も動作は問題ないです。各部品の品質、精度が高い為組み込み調整も楽に出来る様になっています。 |
オリジナル部品の現状把握 | |
材質 | SS材、リニアシャフト、スライドブッシュ |
形状 | MC切削ブロックの組み込みとリニアシャフト、スライドブッシュの組み込みユニット |
加工工法 | MC切削加工による精密加工 |
問題点 | 使用用途はメンテナンスで月に1回使用するのでもっと簡素なユニットで十分。現状のユニット構成で問題はありませんがただ一つの問題点は価格です。要求されている仕様に対して機能が必要以上にあり過ぎて使い切れていない点です。要求されている仕様に基づいたユニット形状にする事でコストダウンをおこないたい所です。 |
MCブロック形状から板金化を考えてみる。
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使用頻度が月に1度と言った面と要求強度から板金曲げ形状を考慮してみます。 |
リベットによる組み込み効果 | |
材質 | SPCC、SS材 |
形状 | 合成のあるブロック形状から外形部を板金曲げ加工で一定の強度を出して上下運動部は上下スライドを簡単な機構にして同等の動作が出来る様にいます。 |
加工工法 | 板金曲げ加工、MC加工 |
利点 | 従来のMC加工による必要以上の剛性のあるユニットから要求されている強度に見合った形状を板金曲げ加工で構築し、往復動運動をおこなう部分のみMC加工で製作することで大幅なコストダウンをおこなうことが出来た。 |
before&afterを検証してみる(MCブロック加工と板金曲げ加工)
VA,VEによる改善前と後の状態 | ||
before | after | |
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before&afterを比較するとMC加工ユニットの往復運動機構を板金加工で補えることが十分分かるようになっています。 |
コストダウン設計管理者からの情報

本製品は少量生産品ですが必要な強度を得る為に加工工法最適化で得られたコストダウン手法です。
![]() | 有限会社 フナックス・エンジニアリングの舩倉です。当サイトの管理をおこなっています。よろしくお願い致します。 |
当社ではVA,VEによるコストダウン、品質向上、納期短縮化を図れる設計補助をおこなっています。 皆さまの会社内での製品に対する競争力向上、他社との差別化を図る為の改善を提供する事を仕事としています。 |

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