板金加工形状改善(ねじ締め付けから爪取付でコストダウン実現)

当ページでおこなう事
本ケースではboxユニットの2ヶの部品を取り付ける手段としてのネジ止めに焦点を当ててVAVEをおこなってコストダウンが出来る手法を探ります。

小ロット生産でもねじから爪止めへ

穴開け、ネジ加工からネジによる組みこみ時は生産台数が少ない場合には効果があります。
ネジ組み込みの良さは調整しやすい点にあります。
しかし、穴開け、ネジ立て、ドライバーによる組み込み工数は改善する事が難しい為ネジ止めの組み込みからリベット締め、爪止めで工数削減を提案します。試作で取り合い寸法、強度関係が確認出来たら次は加工工数、組み込み口数削減を考えた改善が待っています。

オリジナル部品の問題点を見いだす。

オリジナル部品の形状(box上下を組みこむ一般的なねじ止めで4カ所で止める事に対して使用個数が6ヶある事を前提に考えています)ネジ加工合計4ヶ×6ヶ=24ヶ
このねじ止め組み込み工程を改善出来るVA,VEを考えてみます。
オリジナル部品の現状把握
材質SPCC
形状BOX組み込みに対して4ヶのネジを使用 ネジ加工合計4ヶ×6ヶ=24ヶ
加工工法BOX上下でねじ取り付け用馬鹿穴加工とネジ加工で穴開け板金加工
加工工程取り付け用馬鹿穴加工とプレート側ネジ加工で板金抜き加工とネジ加工
組み込み工程ネジ止めにドライバー使用または電動ドリルドライバーで締め付け
問題点穴抜き加工とネジ加工の工程は少なければ問題ないが本ケースのように4ヶ×6ヶ=24ヶの穴開け、ネジ加工となるのでここを攻めればコストダウンに繋がる要素が大きいと判断してVA,VEをおこなってみます。

リベット締めを考えてみる。

ネジによる締め付けからリベットによる取付を考えてみます。
リベットによる組み込み効果
材質SPCC
形状BOX組み込みに対して4ヶのネジを使用から4ヶ×6ヶ=24ヶのリベット使用
加工工法BOX上下でリベット取り付け用馬鹿穴加工(ネジ加工不要となります)
組み込み工程リベット締め付け用専門工具で取り付け
問題点リベット用工具が必要となるがねじ締め付けでも「電動ドリルドライバー」が必要なのでほぼ同じ工程となる。(リベット工具による工数はネジより圧倒的に少ない時間で行えます)
利点ねじ締め付けでは穴開け加工プラスネジ加工となるがリベット使用であれば穴開けのみで終わるので加工工程の削減となりコストダウンが見込めます。

爪止めを考えてみる。

ネジによる締め付けからリベットによる取付を考えてみます。
爪締めによる組み込み効果
材質SPCC
形状BOXの2ヶの部品を板金加工
加工工法BOX上下で外形→穴開け、爪形状曲げ加工
組み込み工程位置決めをしてはめ込んで取り付ければそれで組みこみ完了
問題点位置決めは簡単に決められますが融通が利きません。
利点ネジ、リベット組み込みと比較して圧倒的に組み込み時間が短縮出来ます。即ちコストダウン効果大です。

改めてbefore&afterを検証してみる(ネジ、リベット、爪止めを比較してみる)

VA,VEによる改善後の状態
ネジ締め、リベット締め、爪締めとそれぞれに長所、短所がありますが、少量生産でも複数使用、リピート生産を見込める場合にはリベット、爪締めを考慮する事がコストダウンに繋がると思います。
このねじ止め組み込み工程を改善出来るVA,VEを考えてみました。

コストダウン設計管理者からの情報

本製品は少量生産品でのネジ止めによる組み込み時間短縮化を如何に図るかに焦点を当てて見ました。ネジからリベット、更に爪締めによる組み込みを考えて最も最適な組み込み方法を選択してコストダウンに結びつけられるように考えました。

有限会社 フナックス・エンジニアリングの舩倉です。当サイトの管理をおこなっています。よろしくお願い致します。
 当社ではVA,VEによるコストダウン、品質向上、納期短縮化を図れる設計補助をおこなっています。
皆さまの会社内での製品に対する競争力向上、他社との差別化を図る為の改善を提供する事を仕事としています。

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