複数BOXの組み込みをねじからZ曲げ形状を取り入れた改善でコストダウン実現

当ページでおこなう事
複数同形状部品を板へねじ止めする工程を改善出来る手法を考えてみます。
ねじの数は組み込み工数に比例すると言われていますが、ねじ使用量を減らせればコストダウンに導かれていく事と考え実行してみます。

ネジの数は組み込み工数に比例

穴開け、ネジ加工からネジによる組みこみは生産台数が少ない場合には効果があります。
ネジ組み込みの良さは調整しやすい点にあります。
しかし、穴開け、ネジ立て、ドライバーによる組み込み工数は改善する事が難しい為ネジ止めの組み込みから爪止めで工数削減を提案します。

オリジナル部品の問題点を見いだす。

オリジナル部品の形状(同形状のboxを板へねじ止めで1ヶに対して3ヶのねじ止めで6ヶあるので18ヶのねじ止めになっています)
このねじ止め組み込み工程を改善出来るVA,VEを考えてみます。
オリジナル部品の現状把握
材質SPCC
形状6ヶのBOXとプレート
加工工法BOX側はねじ取り付け用馬鹿穴加工を板金抜き加工とプレート側はネジ加工で穴開け板金加工とネジ加工
加工工程取り付け用馬鹿穴加工とプレート側ネジ加工で板金抜き加工とネジ加工
問題点穴抜き加工とネジ加工の工程は少なければ問題ないが本ケースのように3ヶ×6ヶ=18ヶの穴開け、ネジ加工となるのでここを攻めればコストダウンに繋がる要素が大きいと判断してVA,VEをおこなってみます。

改善内容を含んだ形状

オリジナル部品の形状(同形状のboxを板へねじ止めで1ヶに対して3ヶのねじ止めで6ヶあるので18ヶのねじ止めになっています)
このねじ止め組み込み工程をbox1ヶに対して1ヶのねじと板金曲げ形状で位置合わせが出来る様にしてみました。

この部品は少量生産ですが1台に使用するboxは6ヶと多くリピート生産となるのでネジ止めから爪止めにする効果は大きいと思います。

改めてbefore&afterを検証してみる

VA,VEによる改善後の状態
加工工法穴開け、ネジ加工からネジによる組みこみ工数を一切削減出来るのが爪止めであると思います。少量生産でも同形状の複数採用ではチャレンジ出来るものと思います。
注意点機械加工、組み込み双方でコストダウン出来る可能性を持つ「爪止め」は試作で取り合い、形状等をチェックして良しとなった場合に選択すべき対策と思います。
beforeafter
オリジナル部品の形状(同形状のboxを板へねじ止めで1ヶに対して3ヶのねじ止めで6ヶあるので18ヶのねじ止めになっています)
VA,VEによるねじ止め組み込み工程から板金曲げのZ曲げ形状採用で奥への位置合わせ、1ヶのねじで左右の位置合わせとなる改善でした。

コストダウン設計管理者からの情報

本ユニットは試作での確認後にOKとなった事で形状最適化を図り「Z曲げでの位置合わせ」を採用しています。試作後の量産生産時の形状はコストダウン対策が大事です。

ユーチューブによるコストダウン手法概略説明

You Tubeでコストダウン手法を公開しています。むかって左側で3dcadによるbefore&after、右側でパワーポイントによる説明をしています。内容を入力してください。

有限会社 フナックス・エンジニアリングの舩倉です。当サイトの管理をおこなっています。よろしくお願い致します。
 当社ではVA,VEによるコストダウン、品質向上、納期短縮化を図れる設計補助をおこなっています。
皆さまの会社内での製品に対する競争力向上、他社との差別化を図る為の改善を提供する事を仕事としています。

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