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コストダウン手法の中でもちょっとした努力でコストダウンが大きく期待出来る手法です。 2次元図面の隅に「注釈」を入れて同形状、類似形状品がある事を書き込んでおく、または同形状でも図面番号が違う物が現存している時、使用材料寸法の掲載なども「注釈」で書いておくと加工口数削減、農機短縮化が見込まれます。 それによってコストダウンが楽に出来る事もあると言う事例紹介です。 |
2次元図面に「注釈」を入れる事の効果
この図面での「注釈」はDカットのみが違う事を説明していますのでブランク加工は3種類分を1回で生産できるので量産効果が期待できます。最終的にDカット寸法の違う図面毎の生産となる為在庫管理も楽、納期短縮化も行えます。
「注釈」は具体的な表現で誰でも簡単に理解できる説明が効果を増幅させてくれます。
こちらの事例は板金曲げ加工品ですがブランク加工、曲げ加工までと切り欠け、穴位置の位置の違いをその後の加工とし、ブランク加工、曲げ加工までを量産体制でそして各部品毎の形状を少量生産にする事で加工口数削減並びに農機短縮化に大きく寄与出来ます。
具体的な図面番号を表示して同種類である事を表示する事が大事です。
加工者側での生産もダミーの部品番号で途中工程まで生産する事で生産方法も変わり、途中工程まで製作して最終的に違う形状のみを残す様になって量産効果が生まれてコストダウンへと進みます。
使用材料寸法の表示も効果があります。
本ページのトップにある画像でも掲載していますが、筐体に使用している刑鋼材の寸法、使用数量、材料等を表にして書き込んでおく事は加工者側での材料注文時のスピードアップ化(短納期化にも役立ちます)、重量計算、材料の見積もり時のスピードアップ化に役立ちます。
2次元図面に注釈を入れるメリット
使用材料寸法表示 | 重量計算が容易 |
材料代の見積もりが寸法テーブルから容易に出来る | |
加工前の材料発注が容易で短納期化にも貢献出来る | |
ブランク寸法が同じ | 類似品全部を途中工程まで製作出来るので工数削減が期待出来る |
設計マニュアルで部品毎の寸法を決める事が出来るので設計工数も短縮出来る | |
コストダウン対策上、量産効果につながるので加工業者側も受け入れる事が出来る |
コストダウン設計管理者よりの一言
形状類似品、共用化部品には「注釈」を入れて加工者側への配慮を入れたいです。加工者側の理解度が抜群に上がります。
有限会社 フナックス・エンジニアリングの舩倉です。当サイトの管理をおこなっています。よろしくお願い致します。 | |
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